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はじめに

ようやく10期目の決算株主総会も終わり、ひと段落。そんでもって次の10年にむけて考えを綴っていこうと社長ブログを再開してみることにした。

まず、会社の10年を振り返って、印象(感想)は「なんとか10年続いた」という感じ。そして、結果は生き残るのが精一杯で進歩や成長はカタチとしては残ってないなぁ.
そういう意味では、株主的にみると、プラスマイナスゼロな感じ。


自己反省の意味も含めて振り返ってみると、

設立からから3年目までは、とにかく、自社のポジションや会社創業の意味がしっかりと見えてないというか、なんだか勘違い経営者気取りな感じですぎた。 仕事的には、国内大手ベンチャーキャピタルの技術コンサルタントやネットビジネス関連の連載などで食いつなげると信じてたけど、自分の知識や知恵を売リ続ける仕事には自分は能力不足だと気がつくとともに、事業としてはあまりにも不安定で自分の血を売るような感覚だったなぁ。


そして資本金を食い尽くしてしまった。

初の借り入れをして細々と生き延びていたところにとある不動産会社のWEB開発+WEBマーケティングの案件が紹介で来た。 WEB制作(労働集約型で)一社だけの受注開発業務はあまり取り組みたくない
テーマだったけど、台所事情もあり請け負てみた。

仲介の物件売買、物件検索サイトを構築するとともに、その会社の全店舗の営業マンにブログを書いてもらいネット営業の基盤を作ることを目標にシステムを構築し、そのマーケティングも手掛けた。 ブログエンジンシステムをスクラッチから、自社でプログラム開発した。これも国内初の企画開発。その結果、日経BPなど多くのメディアからも注目された。 現在の不動産業界の定番ともなりつつある、営業マンブログの流れはこのシステムが発祥の地なのである。 (←自慢 ^^)

その後、その会社のIT戦略は功を奏し、ネット経由での営業売り上げが急増し、予想を上回る結果で、現在も不動産仲介のWEBサイトとしては注目されている。 しかーーーし、その会社からイキナリ、業務委託契約を切られることになった。 零細企業だから? とても悔しい思いをした。 大手1社に依存した経営であった為、かなりの機会損失を食らった。 おかげで大変、勉強になった。 相手のキーマンが変わるリスク、クライアント1社に依存してしまう経営もリスクがイッパイということを身をもって知った。

この時点で、6年目を迎える。


そして、片手間でやっていた新築マンション検索サイト(フィービジネス)にビジネスシフトをさせていった。 とある会社の社長との共同ビジネスというカタチ(当社は技術責任)でそのサイトに本格的に取り組み始めた。 しかし、その共同ビジネス相手の会社が倒産。 自然と当社が営業権を譲渡されるカタチで引き継いだ。 しかし、この分野では、先行しているポータルサイトも多く、零細企業で戦って行くには大変、厳しい環境だった。 ゲイトグループ?何じゃその会社?という感じで厳しい営業扱いも沢山受けた。 このとき、零細企業が大企業と付き合っていく辛さも身をもって知った。

広告予算はほとんどなく、SEO技術一本で立ち向かうしかない。 事業として厳しかった。 ただ、零細企業ゆえに無駄なコストは抑え、自分の給料を80%カットして、ようやくプラスマイナスゼロを維持した。
そして、細々とサイトを広げていった。 ようやく、少し、行けるかな?と思ったところに、サブプライム問題が襲い掛かってきた。

新築マンション業界は打撃を受けた。

さすがの僕でもやばいと肌で感じた。リーマンショックが起こる1年前くらいだ。

クライアントである新築マンションデベロッパーに営業に行き、感じた。 契約価格を大幅にダウンしてくれないと、契約解除したいという会社が相次いで出てきた。 


そして、リーマンショック。。 激震だった。

なんせ、34社あったクライアント(上場企業クラス)のうち、17社が倒産である。 債権回収できない会社もいくつかあった。。 途方に暮れた。

ただ、サブプライム問題が発覚してやばいと思ったときに、不動産流通(中古住宅、土地)にシフトしていくと直感で感じていた。 売却一括査定サイトがいけると思い、空いた時間に不動産価格.netをコツコツと開発していた。

幸運にも、リーマンショック後の市場環境(時代)にフィットした。 

そして、たまたま、実父が死んで、相続不動産物件2件を売却するという経験も
積んでいたことも役に立った。

不動産価格.netは一から営業先も飛び込みアポとり、必死に売り込んで行った。 認知度もなく、実績もない零細企業が、契約を取るには、成果報酬型の
料金プランしかないと思っていた。導入する会社は初期投資リスクゼロ、成果分だけ料金頂くというモデルが、リーマンショックで大幅なコスト削減が強いられているところだったタイミングとも重なり、契約がとんとん拍子で取れていった。そして、2年がかりで現在に至っている。

不動産価格.netも、契約会社数が20社(全国780店舗)を超え、それらが不動産査定を担当していただけるようになった。。一括査定サイトでは国内最大級の実績を出せるようになってきた。 おかげで、ようやく零細企業が普通に経営できるところまで辿り着いた(笑)

10年、山あり、谷あり、気がついてみたら、プラスマイナスゼロだったりで、これじゃあ、いかんね。 キチンと着実にプラスが積みあがるようにならないとね。。その基盤つくりが、今年の課題だと思うんですね。

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2010年07月04日 10:39に投稿されたエントリーのページです。

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